「注文フォームまでは入力してもらえるのに、決済が完了しない」「申込後に支払い案内を送っているが、入金されないケースがある」と悩んでいないでしょうか。
こうした離脱を防ぐには、注文受付と決済を別々に考えるのではなく、お客さまが迷わず支払いまで進める一つの流れとして設計することが重要です。
特に、エントリーフォームへの入力後に決済ページへ移動させたり、後からメールで振込先を案内したりする仕組みでは、お客さまの操作が増えます。
その結果、「後で支払おう」と画面を閉じられ、注文や申込が未完了になることも少なくありません。
この記事では、注文受付と決済を一体化し、カゴ落ちを防ぐ入力画面の鉄則を解説します。
スクール、セミナー、物販、会員サービスなどでオンライン受付を行っている方は、現在のフォームを見直す際にお役立てください。
【1分でわかる】カゴ落ちを防ぐ入力画面のポイント
結論として、カゴ落ちを防ぐには「入力項目を減らすこと」だけでなく、注文から支払いまでの不安や迷いを取り除く必要があります。
押さえておきたいポイントは、次の7つです。
| チェック項目 | 改善のポイント |
|---|---|
| 注文と決済の流れ | 注文受付から決済完了までを一つの画面・導線で進められるようにする |
| 入力項目 | 受付やサービス提供に必要な情報だけを取得する |
| 金額表示 | 合計金額や支払い内容を決済前に明示する |
| スマートフォン対応 | 片手でも入力・確認しやすい表示にする |
| エラー表示 | 修正箇所と修正方法を具体的に伝える |
| 決済手段 | お客さまに合う支払い方法を用意する |
| 安心感 | 運営会社、キャンセル条件、セキュリティ情報を確認できるようにする |
入力画面を作る際は、運営側が取得したい情報ではなく、お客さまが支払いを完了するために何が必要かという視点から設計することが大切です。
カゴ落ちはなぜ発生するのか
カゴ落ちが起こる主な原因は、決済完了までの途中に「面倒」「不明」「不安」が生まれるためです。
本記事でいうカゴ落ちとは、商品やサービスを選び、注文や申込の入力を始めたお客さまが、支払いを完了する前に離脱する状態を指します。
例えば、次のような流れは離脱につながりやすくなります。
-
- エントリーフォームに氏名や住所を入力する
- 受付完了メールを待つ
- メールに記載された決済用URLを開く
- 注文内容を再確認する
- クレジットカード情報を入力する
一つひとつの操作は難しくなくても、画面の移動や待ち時間が増えるほど、お客さまは途中で中断しやすくなります。
また、フォームを送信した段階で「申込が完了した」と誤解されるケースにも注意が必要です。
運営側では未入金でも、お客さまは手続きが終わったと考えている可能性があります。
このような認識のずれを防ぐためにも、受付と支払いはできるだけ同じ流れの中で完結させることが望ましいでしょう。
カゴ落ちを防ぐ入力画面の7つの鉄則
鉄則1.注文受付と決済を一つの流れにする
注文情報の入力後、そのまま支払いへ進める設計が基本です。
受付フォームと決済フォームが分かれていると、ページ移動のたびに離脱するきっかけが生まれます。
さらに、後から支払い案内を送る場合、メールの見落としや支払い忘れも起こりかねません。
決済機能付き受付フォームを利用すれば、商品・コースの選択、氏名などの入力、決済までを一連の操作にまとめられます。
Paysysのフォームタイプは、管理画面で作成したフォームのURLをホームページやSNSに設置し、受付から決済までを同じ画面で行える仕組みです。
従来、フォーム送信後に別途請求していた業務をまとめることができます。
鉄則2.入力項目は「利用目的が説明できるもの」に絞る
入力項目は、受付・本人確認・サービス提供に必要なものだけに絞りましょう。
申込者の情報を詳しく取得したいからといって、項目を増やしすぎるのは避けたいところです。
入力に時間がかかるだけでなく、「なぜこの情報が必要なのか」という不安を与える場合があります。
例えば、オンラインセミナーの受付で配送先住所まで必須にする必要は通常ありません。
生年月日やアンケートも、利用目的を確認したうえで任意項目にすると入力負担を抑えられます。
「必須」と「任意」を明確に分け、任意項目は未入力でも次へ進めるようにしてください。
鉄則3.商品・数量・合計金額を決済前に確認できるようにする
支払い直前には、何にいくら支払うのかを一目で確認できる状態にします。
決済画面で初めて手数料や追加料金が表示されると、お客さまは不信感を抱きやすくなります。
少なくとも、以下の内容は決済前に表示しましょう。
- 商品名、プラン名、コース名
- 数量または利用人数
- 単価と合計金額
- 消費税や送料の扱い
- 都度決済か継続課金か
- 次回以降の課金日や課金条件
特に月額サービスでは、「本日支払う金額」と「翌月以降に支払う金額」を分けて記載することが大切です。初期費用がある場合も、月額料金と混同しない表示が求められます。
鉄則4.スマートフォンで入力しやすい画面にする
入力画面は、スマートフォンでの操作を基準に確認することが重要です。
パソコンでは見やすいフォームでも、スマートフォンでは入力欄が小さい、ボタンが押しにくい、説明文が長すぎるといった問題が起こります。
公開前には、実際のスマートフォンで次の点を確認してください。
- 文字や金額が小さすぎないか
- 入力欄が画面幅に収まっているか
- 選択ボタンを指で押しやすいか
- キーボード表示後も次の項目が見えるか
- 決済ボタンがほかのボタンと区別されているか
鉄則5.エラーが起きても入力内容を消さない
入力エラーが発生した際は、修正すべき場所を具体的に示し、入力済みの情報を保持する設計が必要です。
「入力内容に誤りがあります」とだけ表示されても、お客さまはどこを直せばよいのか判断できません。
「電話番号は半角数字で入力してください」「メールアドレスの形式をご確認ください」など、修正方法まで伝えるとスムーズです。
また、一つの入力ミスによって氏名や住所などがすべて消えると、再入力の負担から離脱される可能性が高まります。エラー箇所だけを修正できる状態が理想的です。
鉄則6.お客さまに合う決済手段を用意する
支払い方法が合わないことによる離脱を防ぐには、事業内容やお客さまの属性に合った決済手段を選ぶ必要があります。
クレジットカード決済だけで十分なケースもあれば、コンビニ決済や銀行振込を希望するお客さまが多い事業もあります。
Paysysでは、クレジットカード決済をはじめ、コンビニ決済、Pay-easy決済、PayPayオンライン決済、バーチャル口座決済などが提供されています。
継続課金では、クレジットカード決済やWeb口座振替が提供されています。なお、利用できる決済手段は審査結果や契約内容によって異なります。
ただし、選択肢を増やせばよいとは限りません。利用頻度の低い決済手段を並べすぎると、かえって選びにくくなるため、主要な方法を優先して表示しましょう。
鉄則7.「安心して支払える根拠」を表示する
決済画面では、入力のしやすさと同じくらい安心感が重要です。
初めて利用するお客さまは、「どの会社が運営しているのか」「キャンセルできるのか」「クレジットカード情報は安全に扱われるのか」を確認しています。
次の情報へすぐ移動できるようにしましょう。
- 運営会社情報
- 特定商取引法に基づく表記
- キャンセル・返金条件
- 個人情報の取り扱い
- 利用規約
- セキュリティに関する説明
- 問い合わせ窓口
PCI DSS(=クレジットカード情報を安全に取り扱うための国際的なセキュリティ基準)に準拠しているかも、決済サービス選びの確認項目です。
Paysysは、決済システムに加え、管理画面やお客さま向け画面についてもPCI DSS SAQ Type-Dに準拠しています。
また、EMV 3-Dセキュア(=クレジットカード決済時にカード会社が本人確認を行う仕組み)にも対応しています。
決済機能付き受付フォームが向いている業種・場面
決済機能付き受付フォームは、商品や料金がある程度決まり、複雑な在庫管理を必要としない受付に向いています。
| 利用場面 | フォームに設定する主な項目 |
|---|---|
| セミナー・イベント | 開催日、参加人数、参加者情報、参加費 |
| スクール・教室 | コース、開始月、受講者情報、入会金、月謝 |
| 会員サービス | プラン、会員情報、初回費用、継続課金情報 |
| 寄付・支援金 | 金額、氏名、匿名希望、領収書の要否 |
| 受注生産・予約販売 | 商品、数量、配送先、希望日、決済情報 |
一方で、商品ごとの在庫をリアルタイムに管理したい場合や、多数の商品を比較してカートへ追加する販売方法には、一般的なECカートのほうが適していることがあります。
送料計算、クーポン、ポイント、複雑な商品バリエーションが必要かどうかも、導入前に整理しておきましょう。
Paysysで受付から決済までをまとめる
Paysysを活用すると、システムを個別開発せずに、受付と決済を一体化したフォームを作成できます。
Paysysでは、管理画面でフォームを作成し、発行したURLをホームページ、メール、LINE、SNS、チラシのQRコードなどで案内できます。
お客さまはフォーム内で必要事項を入力し、そのまま決済へ進むことが可能です。
Paysysの管理画面では、申込状況や決済状況を確認でき、必要な請求情報の検索やCSV形式での出力にも対応しています。
金額修正、返金、追加請求、自動配信メール、フォームの項目追加といった運用機能も実装されています。
実際の運用では、フォームを公開することがゴールではありません。
未決済が発生した際に状況を確認できるか、申込後の連絡を自動化できるか、担当者間で情報を共有できるかまで確認しておくと、受付業務全体を改善しやすくなります。
まとめ|入力画面は「支払い完了まで」で設計する
注文フォームの役割は、情報を集めることだけではありません。お客さまが迷わず、安心して支払いを完了できる状態をつくることが本来の目的です。
カゴ落ちを防ぐため、まずは現在の入力画面について、次の点を確認してみてください。
- 受付後に別の決済案内を送っていないか
- 不要な入力項目が必須になっていないか
- 合計金額と課金条件が明確か
- スマートフォンで操作しやすいか
- エラー時に入力内容が保持されるか
- 必要な決済手段が用意されているか
- 運営会社やセキュリティ情報を確認できるか
Paysys(ペイシス)なら、システム開発不要で決済機能付き受付フォームを作成し、注文受付から支払い、入金状況の確認までを一元化できます。
現在のエントリーフォームと決済業務をまとめられるか、まずはPaysysの資料請求や相談から、貴社に合う運用方法をご確認ください。
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